2025年5月29日(木)、さいたまスーパーアリーナ。
あいみょんのアリーナツアー 「AIMYON TOUR 2024-2025 ドルフィン・アパート」追加公演ファイナル に行ってきました。
2024年の秋から始まったこのツアーは、全国を回ったあとに追加公演としてさいたまスーパーアリーナで2DAYS開催。私が参戦したのはその最終日(5/29)つまりツアー全体を締めくくる、まさにファイナルの夜です。
結論から言ってしまうと、もう本当に、行ってよかった。
書きたいことが多すぎて何から手をつけていいのか分からないので、開演前から終演後まで、なるべく時系列で振り返っていきたいと思います。
公演情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公演名 | AIMYON TOUR 2024-2025「ドルフィン・アパート」追加公演 |
| 日時 | 2025年5月29日(木) 開場17:00/開演18:30 |
| 会場 | さいたまスーパーアリーナ |
| 私の席 | アリーナ A5ブロック(上手側/いわゆる神席) |
開演30分前くらいに会場入り。アリーナ席なので、ステージとの距離はなかなかの近さ。少しだけ斜めから見上げる角度で、あいみょん本人の表情まではっきり追える、いい席でした。
開演前|「ドルフィン・アパート」の世界に迷い込む
席に着いてまず目に飛び込んできたのが、ステージ中央の大きなスクリーンに映ったドルフィン・アパートのシンボルイラスト。手描きタッチのアパート、屋上のイルカ、洗濯物っぽいアイコン。ツアーグッズやチケットでも使われているあのデザインです。
会場全体に薄く流れるスモーク、組まれた照明トラス、転がっているアンプやマイクスタンド。「これからここで何が始まるんだろう」と否応なく期待が膨らんでいくあの時間。ライブの開演前のあの空気って、何度味わってもいいものです。
そして開演前のBGMが、まさかの桑田佳祐。サザン世代のおじさんとしては、これだけで一気にテンションが上がってしまう選曲。あいみょん本人がインタビューでよく桑田さんへのリスペクトを語っているのは知っていましたが、ライブ会場のBGMでこれが鳴っているという演出が、もう、最高にあいみょんらしいなと思わずニヤッとしてしまいました。
周りを見渡すと、世代も性別もバラバラ。ツアーTシャツ姿の人、推しタオルを持っている人、私服のままチケット片手の人。「あいみょんファン層の広さ」を改めて感じさせる客席でした。
1曲目「リズム64」|開幕からアクセル全開
定刻を少し過ぎて場内が暗転。歓声が爆ぜて、1曲目は 「リズム64」。
イントロが鳴った瞬間にアリーナのテンションが一気に跳ね上がる、開幕にこれ以上ないくらいハマる選曲。ファイナル公演の幕開けを告げるのに完璧な1曲でした。
そして1曲目を歌い終えたあいみょんが、ギターを置いてセンターから伸びる花道をダーッと走り抜けてきた瞬間——あのときの会場の歓声の爆発、本当に今でも忘れられません。スタンド・アリーナ問わず、客席全部がワーッと立ち上がって声を上げる感じ。あの一瞬で「あ、今夜は最高の夜になる」と確信しました。
そこから 2曲目「ラッキーカラー」、3曲目「会いに行くのに」 と立て続け。
イントロが鳴った瞬間に客席のテンションが一段ずつ上がっていく感じがあって、序盤からアリーナがふわっと一体化していくのが分かりました。
4曲目は 「幸せになりたい」。ストレートなタイトルとメロディがアリーナにすっと染み込んで、客席の空気がやさしくなった瞬間。
序盤〜中盤|聴き応え満点の畳みかけ
そこからの並びがまた良くて、
- 5. 駅前喫茶ポプラ
- 6. ハルノヒ
- 7. あのね
- 8. スーパーガール
- 9. マトリョーシカ
- 10. 朝が嫌い
というラインナップ。
シングル曲とアルバム曲を絶妙に混ぜてくる構成で、ヒット曲メドレーになっていない、けれどちゃんと盛り上がる。聴き込んでる人ほど「ここで来るか」とニヤッとなるセトリです。
「ハルノヒ」のあの優しいイントロが鳴ったときの会場のどよめき。「あのね」のじんわり染みる感じ。「スーパーガール」前後のMCで、あいみょんが「ハイトーン出したい!」みたいな話をしていたのも印象的でした(ライブ中盤、声がしっかり乗ってきたタイミングのMCって良いんですよね)。
「マトリョーシカ」の畳みかけるような疾走感、「朝が嫌い」の妙にクセになるメロディ。アリーナサイズの会場でこの2曲が連続するアレンジ、ハマりすぎていてクセになります。
上手側の神席だったので、ステージ上手に立つギタリストの動きや、あいみょん本人がステージを移動する際の表情もよく見える。アリーナの良さって、こういう「人間としての姿が見える」瞬間ですよね。
11曲目「マリーゴールド」|ファイナルの夜の小さな事件
イントロのギターが鳴った瞬間、会場が「あっ」となる、あの感じ。「マリーゴールド」。
正直、生で聴いた瞬間に少し泣きそうになりました。
リリースから何年経っても色褪せないどころか、ライブで聴くたびに別の温度を持って届いてくる曲って本当に少ないと思うんです。
そしてこのマリーゴールド、ファンの間ではちょっと有名な”事件”がありまして。
本公演ファイナル(大阪)で、あいみょん本人が2回間違えて歌い直したという伝説のエピソードがあったんです。代表曲中の代表曲、何度歌ったか分からないはずの「マリーゴールド」を、ツアーファイナルというここぞの場面で、本人が2度噛んで「ごめん、もう1回」と歌い直す——あのシーンを通った人たちにとっては、“ライブは生もの”を象徴する忘れられない瞬間になっています。
その記憶があるからこそ、追加公演ファイナルのこの夜に響くマリーゴールドは、ただの代表曲披露じゃなくて、「あの大阪を経て、いまここで歌い直されている1曲」という重みを持って届いてくる感じがありました。最終日の最終公演でなお曲が育っていくんだ、という「ライブに来てよかった」と思える時間。会場全体の包み込むような空気もあたたかかったです。
中盤|「猫にジェラシー」「姿」「裸の心」の流れ
そこから
- 12. 猫にジェラシー
- 13. 姿
- 14. 裸の心
の3連発。
ここの流れがめちゃくちゃ良くて、「裸の心」では弾き語りに近いシンプルな構成でじっくり歌い上げる時間。アリーナがしんと静まり返って、息遣いまで聞こえるんじゃないかってくらいの緊張感。聴き終わったあとに大きな拍手が起きるまでの数秒間、会場全体が同じ呼吸をしていた感覚を覚えています。
「私に見せてよ」|歌詞をちょっと噛んで会場爆笑
ここでこの夜いちばん書きたいエピソード。
15曲目の 「私に見せてよ」。
歌っている途中であいみょんが歌詞の一部をうっかり間違え、自分でツボに入ってしまって、会場全体が爆笑に包まれました。
ライブで歌詞をうっかり、なんて瞬間って、本来ちょっとした事故のはずなんですが、あいみょんの場合、そのあとの自分への突っ込み方が抜群にうまい。客席にひと笑い起こしたあと、ちゃんとそのまま曲に戻していく流れまで含めて、「これMC芸の人なのでは?」と思うレベル。
シリアスな曲が多いツアーだからこそ、こういう素のあいみょんが垣間見えるシーンがたまらない。「ライブに行く意味」って、こういう一回性のエピソードに出会えることなんだよなと、改めて噛みしめた瞬間でした。
終盤|怒涛の盛り上がりラッシュ
そこからは怒涛の畳みかけ。
- 16. 愛を伝えたいだとか
- 17. 愛の花
- 18. 君はロックを聴かない
「君はロックを聴かない」のイントロが鳴った時の会場の歓声は、この日トップクラスの大きさだったと思います。みんな声に出して歌っていて、「ロックを聴かない」と歌う曲を、ロックフェスみたいなテンションで合唱する不思議を、改めて体感しました。
「愛の花」、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主題歌として馴染み深い曲ですが、ライブで聴くと原曲よりもさらに祈りに近い手触りがあって、アリーナの照明と相まって本当に綺麗な時間でした。
そこから
- 19. RING DING
- 20. 夢追いベンガル
- 21. 貴方解剖純愛歌
- 22. ざらめ
と続く後半戦。「貴方解剖純愛歌」の前にあいみょんがひとつ大きく呼吸を整えるような瞬間があって、あの曲を歌い上げるための準備をしているのがすごく印象的でした。
そして 「ざらめ」。アリーナでバンドサウンドに乗る「ざらめ」、想像していたよりずっとカッコよくて、聴き終わったあと「これライブで聴けてよかった……」と素直に思える曲でした。
ラスト「葵」|ツアーの最後にふさわしい1曲
ラスト23曲目は 「葵」。
派手な打ち上げ花火で終わるのではなく、最後に静かで深い1曲を置いて締めるのが、いかにもあいみょんらしい構成。「ツアーの最後にふさわしい曲」とあいみょん本人もMCで話していた通り、アリーナの大歓声のあとに、もう一度しっとりと心を引き戻される時間。
歌い終わったあと、ステージ後ろのスクリーンに映ったのが、
「また、うたたね 楽しかったね」
という言葉とイラスト。
イルカが枕でうたた寝している絵と、Tシャツ姿のあいみょん(っぽい)女の子のイラスト。
ツアータイトルの「ドルフィン・アパート」に込められた、「ここはみんなの帰る場所だよ、また会おうね」っていうメッセージが、ラストにやわらかい言葉と絵で差し出される演出。
正直、ここでまた目頭が熱くなってしまいました。ライブの締め方として完璧すぎる。
終演後|熱気と余韻のなかを退場
終演後、まだ拍手と歓声の余韻が残る会場をゆっくり退場。
前を歩く人が着ていた「Dolphin Apart Tour 2024-25」のツアーTシャツには、東京・福岡・神戸……とツアー会場の名前と日付がびっしりプリントされていて、「このツアー、本当にあちこち回ってきたんだな」という事実に、改めてグッときました。
そして今夜が、その長い旅の本当のラスト。
そこに居合わせられたという事実だけで、しばらく余韻から抜けられそうにない感じです。
上手席(神席)から見たステージの感想
私の席は A5ブロック147番、いわゆる上手側の神席。
正直に言うと、ステージは少し斜めから見る角度にはなります。中央正面のかぶりつきと比べたら、若干「サブの視点」っぽさはあるかもしれません。
でも、上手席ならではのいいところもたくさんありました。
- ステージ上手にいるバンドメンバーの動きがよく見える
- あいみょん本人がセンターから上手側に歩いてきた時、こちらに向かって歌ってくれる瞬間がある
- スクリーン演出も角度的に問題なく見える
アリーナの神席って、「サブ席だと思って入って、結果的に推せる席だった」ってなる人多いんじゃないかなと、個人的には思っています。
まとめ|ライブの正解みたいな夜だった
セットリスト全23曲、約2時間半。
シングルを並べて殴ってくるライブでも、マニアックなアルバム曲だけで攻めるライブでもなく、そのちょうどいい中間地点で、しかもMCや小さなハプニングも含めて素のあいみょんを楽しませてくれる——「ドルフィン・アパート」追加公演ファイナルは、まさにそういう夜でした。
「ライブに行ったあと、その日に聴いた曲を全部もう一度サブスクで聴き直したくなる」現象、皆さんもありますよね?
帰り道のスマホはあいみょん一色、家に着いてからもしばらく余韻が抜けないまま、こうやってブログを書いている次第です。
次のツアーも絶対に行く。
そう心に決めながら、今夜の「また、うたたね 楽しかったね」を、もう一度噛みしめて筆を置きたいと思います。
おまけ:この日のセットリスト全曲リスト
- リズム64
- ラッキーカラー
- 会いに行くのに
- 幸せになりたい
- 駅前喫茶ポプラ
- ハルノヒ
- あのね
- スーパーガール
- マトリョーシカ
- 朝が嫌い
- マリーゴールド
- 猫にジェラシー
- 姿
- 裸の心
- 私に見せてよ
- 愛を伝えたいだとか
- 愛の花
- 君はロックを聴かない
- RING DING
- 夢追いベンガル
- 貴方解剖純愛歌
- ざらめ
- 葵
※セットリストは公演当日の演奏順を元に整理。タイトル表記は公式リリース準拠。
▼この記事のポイント
– あいみょん「ドルフィン・アパート」追加公演ファイナル=ツアー全体の最終日
– 2025年5月29日 さいたまスーパーアリーナ
– セトリはシングル&アルバム曲のバランス型24曲
– マリーゴールドは本公演ファイナル大阪で2回間違えて歌い直した伝説のエピソード込みで響く
– 「私に見せてよ」で歌詞をちょっと噛んで会場爆笑
– ラスト「葵」と「また、うたたね 楽しかったね」の演出が最高すぎた


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